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沢村貞子『わたしの献立日記』 …ていねいに生きるヒントがありました

うちから一番近い図書館は、山梨県立図書館です。
甲府駅北口にあって、2012年11月にリニューアル
オープンしたばかり。


うちから車で5分くらい。
自転車だと10分ちょい。
近いのに、案外なかなかいかなかったりするのですが、
行くとあれもこれも読みたくなって、立ち読み…。
で、上限いっぱい10冊借りてきます。


先日借りてきたのは、
沢村貞子の『わたしの献立日記』。


沢村貞子って、もう亡くなった脇役女優さん…とのことなのだけど、
私、疎くって、お名前も知らないし、顔もよくわからない。


けどこの本はとてもよかったです。
最初のページの一部を抜粋します。


食欲というのは、ほんとにすさまじいもの、
と我ながら呆れるけれど……ちょっと、
いじらしいところもあるような気がする。
お金や権力の欲というのは、どこまでいってもかぎりがないけれど、
食欲には、ほどというものがある。人それぞれ、自分に適当な
量さえとれば、それで満足するところがいい。おいしいもので
おなかがふくれれば、結構、しあわせな気分になり、
まわりの誰彼にやさしい言葉の一つもかけたくなるから――しおらしい。




なかなか夕飯のメニューが決められないとき、
前の日の夕飯から今日の献立を考えてたそうですが、
思いだそうとしてもなかなか思い出せなかったりして
それで献立日記をつけようと、ひらめいたそう。


なので、基本的には献立が載っているのですが、
合間のエッセイと、ちょっとしたお料理のコツ
がすごくいいです。


例えば「蒸しご飯」について。


蒸し器の水が多すぎないこと、その水に一つまみの塩を入れること。
冷たいご飯はよくほぐして蒸し器に入れ、蓋の下に乾いた
布巾をはさみ――はじめ強火、煮立ったら弱火にして
ゆっくり蒸しあげると、けっこう炊きたてのようなご飯が食べられる。





ほかにこれはいただき、と思ったのは、
お弁当にもっていくまぜずし。


酢めしは、梅酢だそう。

青梅1.5キロを米酢900ミリリットル、蜂蜜1キロに
漬けこんで、冷たく暗い場所に3か月ほどおく。
その酢に少量の塩と醤油をまぜれば、酢めしや
酢の物に、サラダ油を入れればドレッシングに。




すしのもと

ごぼう、筍、干し椎茸をきざんで少量のゴマ油でていねいに炒め、
お酒と味醂、しょうゆでゆっくり煮込んでおく。
すしめしに、これをまぜる。
出盛りに湯がいて冷凍しておいた青豆、塩とお砂糖で炒りあげた卵、
紅しょうがを少々入れれば色どりもいい。





それから練り味噌。

味噌100グラム、砂糖60グラム、卵黄1個分、
酒、味醂それぞれカップ5分の一ずつを弱火で
練り合わせる。
うす味でにた豆腐、こんにゃく、筍などに
塗るだけで手軽に一品、出来上がる。





納豆

夕ご飯には、生いかを細かく切って
熱湯をかけ、ねぎと玉子の黄味、もみのりを
きざんだ納豆にまぜればいい。すり鉢でよくすった
納豆とねぎ、あぶらあげをおみおつけに入れた納豆汁も
また結構なもの。




お料理って本当は親から子へとずっと
つながってきたものだと思うのだけど、
生活様式が前とずいぶん変わって、外食や
お惣菜を買ってくることも増えたりして、
親から子へお料理の伝統をつなぐ、ということが
減っているように思います。


ですので、こうして少し古い時代の人の
知恵を拝借できるのはとてもうれしい。
豆知識の宝庫。
とりあえず返すけど、また借りよう…。
(書庫から出してもらわないとなのはもったいない…)






『わたしの献立日記』を知ったのはこの本からでした。




黒柳徹子が沢村貞子の思い出を書いていて、
あとはエッセイの抜粋と、写真がたくさん。
これを立ち読みして、ぜひ元の本をちゃんと読みたいと
思って、借りたのでした。



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