福島で16~18歳の女の子一人、甲状腺がんの疑い ~ガンだとすると2例目

福島で、18歳以下(震災当時)を対象とした甲状腺検査の1次検査で、
1人が初めて、がんの疑いがあり「直ちに2次検査が必要」と判定された
とのこと。

 調査主体の福島県立医大によると、判定されたのは
16~18歳(同)の女性で、細胞や血液を詳しく調べる2次検査中。


という内容の新聞記事がありました(最後に転載します)。
甲状腺ガン、2例目かもしれません。
これもまた、原発事故より前からのはずだ、ということに
されるんでしょうか。
チェルノブイリでは4年目から発症が始まったから、とか
理由をつけて。


でもそれはうそです。
山下俊一氏がかつて書いた論文に載っている表では、
チェルノブイリ事故の1年前、と事故の年は1件だった甲状腺の手術件数が
1年後には4件
2年後には3件、
3年後には5件、
4年後には17件、
5年後には47件…
ということがわかります。
100万人に一人程度の発症率のものが、
1年後に4件も起きている時点で、もう事故の影響と言って
いいのではないか、と思います。

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/bunka5/siryo5/siryo42.htm

「4年目から増えるはず」だから因果関係がない、
なんて、よくもまあ、いけしゃあしゃあとうそをつけるものです。
人間として恥ずかしくないのかな。
私だったら恥ずかしい。
こんなのが家族にいたら、恥ずかしくて外出できない。


なお、
こちらのブログの方が厚生労働省の人口動態がもととなる国立がん研究センターの
データで調べたところ、公表されている2003年から2007年のデータにおいて、
「0-4歳では、この5年間、1人も罹患していない事が分かります。
5-9歳においても1000万人に1人に満たない罹患率であり、
10-14歳でようやく100万人に1人程度、15-19歳で100万人に3人程度という割合です。」
http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/51963409.html


今回の女性は16-18才とのことで、
確率的には100万人に3人程度、ということ。
…9万人調べた段階で出てるけど…
たまたまだったとしても、因果関係がないとは
言い切れないはずだけど、きっと言い切るでしょう。


4年目からしぶしぶ認めだして、
そして甲状腺ガン以外はきっと絶対認めないでしょう。


なので、今後子供の甲状腺ガン以外の病気が増えたとしても
国としてはそれを原発事故の影響とは認めないわけですから、
病気は社会的には顕在化せず、
「あら、チェルノブイリよりマシだったわね」
ということになると思います。


病気になった人自身だって、「放射能のせいだ」とは
思わない人が大半でしょう。
なんて扱いやすい国民でしょうね。
私も支配者になりたいわー。
羊の群れって感じ。
それとも鶏舎の鶏?


新聞記事を転載します。
甲状腺「直ちに2次検査」初判定 福島の放射線影響調査、女性1人
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012111801001284.html
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東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の「県民健康管理調査」検討委員会が18日、福島市で開かれ、18歳以下(震災当時)を対象とした甲状腺検査の1次検査で、1人が初めて、がんの疑いがあり「直ちに2次検査が必要」と判定されたと報告があった。
 調査主体の福島県立医大によると、判定されたのは16~18歳(同)の女性で、細胞や血液を詳しく調べる2次検査中。詳しい年齢や住所は明らかにしていない。
 検討委終了後の記者会見で、県立医大の鈴木真一教授は、原発事故との因果関係について「がんかどうかの診断結果も出ていないので今は答えられない」と述べた。
(共同)
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コメント

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2012/11/19 (Mon) 03:13 | # | | 編集
Re: 2例目でしたか

>ictkofuさん、



> http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012111801001284.html
> 東京新聞にはいつも(共同)が入っているのです。

リンク先を共同いりの、東京新聞に変えました。
私はさんけいから記事をひっぱってきてましたけど、
独自取材かと思ってました。
あれまあ。


教えてくださってこちらこそありがとうございました。
それにしても…
甲状腺がん、それなりに出てますね…




2012/11/19 (Mon) 03:36 | Fumie #- | URL | 編集
カルディコット博士の講演

11/19 衆議院第一議員会館一階多目的ホールで行なわれたヘレン・カルディコット博士の院内会見について、木下さんがブログに書かれ、
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/a11b769ac69cff4484a91c1f02f853b5
山口県宇部市、以前小出さんの講演会をなさった方々ですが、「いのち・未来うべ(旧 小出裕章さんのお話を聴く会)スタッフブログ」がその講演書きおろしを掲載されています。
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/416e97cea21ee803682a8b232a86119a

木下さんのコメントに絶句します、
> きのうのカルディコット博士の記者会見は、記者も議員関係者も極めて少なく、・・・(中略)。しかも、質問の中身が、一般講演の参加者よりも、はるかに低いレベルのものだったり、あきらかに推進側の視点しかない質問もあって、日本の記者や政治関係者がほぼ全部、「何にもわかっていないし、いまだに見ようとしていない」状況を再認識させられました。
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22日に甲府市市議会の委員会審議があるとのことですが、ヘレン・カルディコット医学博士の講演録を議員の方々もお読みになれると良いですね。

2012/11/20 (Tue) 17:37 | ictkofu #Il.JVJcE | URL | 編集
Re: カルディコット博士の講演

>ictkofuさん、


> 山口県宇部市、以前小出さんの講演会をなさった方々ですが、「いのち・未来うべ(旧 小出裕章さんのお話を聴く会)スタッフブログ」がその講演書きおろしを掲載されています。
> http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/416e97cea21ee803682a8b232a86119a

情報ありがとうございます!

> 木下さんのコメントに絶句します、
> > きのうのカルディコット博士の記者会見は、記者も議員関係者も極めて少なく、・・・(中略)。しかも、質問の中身が、一般講演の参加者よりも、はるかに低いレベルのものだったり、あきらかに推進側の視点しかない質問もあって、日本の記者や政治関係者がほぼ全部、「何にもわかっていないし、いまだに見ようとしていない」状況を再認識させられました。

放射能というのは、大変政治的な問題なんだなという
ことがよくわかります。
私もやはりそれを意識せざるを得なくて、
「どうしたら一般の人の共感を得られるだろう」
「議員さんに少しでも考えてもらえるだろう」
と考えると、放射能の害を訴えるより、地産地消とか
そちらの方向に行ってしまいます。


> 22日に甲府市市議会の委員会審議があるとのことですが、ヘレン・カルディコット医学博士の講演録を議員の方々もお読みになれると良いですね。

結局、放射能の害そのものについての資料も配らなかったんです。
(かなり話には出て、私たちの側がしっかり答えて、説明しましたけど)
でも配ってもよかったかも…と今は反省しています。
でも配っても読まないだろうし…とも思います。

こういう活動をするなかで、私は安全派的な
方向にいっているのかな、ということを折々に感じます。。。
(戦略面として…。次善の策を模索する中で…)

2012/11/24 (Sat) 06:32 | Fumie #- | URL | 編集

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