その結果は以下のとおり(クリックで拡大)。
ヨウ素131:60Bk/kg
セシウム134:485Bk/kg
セシウム137:503Bk/kg

ちなみに、上記核種はすべて自然ではないものなので、
原子炉由来のもの。
半減期30年のセシウム137は過去の核実験の影響が
わずかに出ているかもしれないとのこと。
その結果をチェルノブイリのときの地図と比べてみると…

「汚染区域37kBq/m2 (460Bq/kg) 以上」に入るのですよね。
地図の薄いピンクの地域です(クリックで拡大)。
但し書きに「括弧内は深さ5センチ、土壌密度は1.6g/cm3での換算値」
とあるので、ふつうに5センチまでを掘って検査した土と比べて
いいだろうと思うのですが、どうでしょう。
密度はわかりません。
300キロ離れていても汚染地帯が広がっていることは、
次の地図からもわかります。
さきほどの「汚染区域」というのは、この地図でいう、
「放射線管理が必要」な区域にあたり、黄色い色の場所です。

横浜が「汚染区域」レベルかもな事実は、
毎日土いじりをしているひろとを考えると、気持ちのいいものじゃない。
とりあえず、検査かな、と思い、
近所の公園の土と、園庭の砂を送ってみました。
http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cshozu/
上記リンク先の32、33が私の送った土。
32が公園のほうで、「汚染の可能性あり」。
33は園庭の砂場の砂で、「汚染なし」
毎晩ビニールシートをかけているのでクリーンなのかな、と。
これはほんとによかった。迎えに行くと、外遊び中のときはたいてい
3歳児は砂場で遊んでいるので。
ここでいう「汚染」がどの程度なのかわからないけど、
まあ、このあとの結果をとりあえず、待ちつつ、
公園の土を同位体研究所に送ってみようかな…(が、HPからの
申込ページがうまくみれなくて、そのままになっているという…)。
で、ここから愚痴。
昨日、園長に鶴見区の土壌検査の資料と、
『放射線被曝から子供を守るために』を見せて、園庭の土の検査もしてほしい、と伝えました。
園長はこの前(牛乳飲ませたくないと伝えた時)よりよく聞いてくれて、
実際にできるかわからないけど、区に伝える、と言ってくれた。
今朝預けていた資料を受け取りに行ったら、「伝えておきました」と。
早速言ってくれたらしい(単に「伝えた」だけかもだけど、ともかく!)。
その帰り、ママ友と一緒になりました。
せっかくなので、こんな話を園長にした、と言ったら、「また」
みたいな顔をされました。
(もう1つの子育てブログのほうにも放射能関連のことを書いてるので)
で、鶴見区のを見せて「心配じゃない?」と聞いたら、
「この数値が一人歩きすることが心配」ですと。
以前の数値はどうなのか継続的に見ていかないといけないし、
大阪とか影響を受けていないだろう土の数値とも比べないと
鶴見区の結果だけみて「大きい」とはいえない、と。理系の研究職のママです。
うん、だから「調べてほしい」って要望を出したんだけど、
彼女に言わせると、大気の数値とかほかのものを見ても、
それほどここが大変な状況だとは思えない、と。
(で、「数値がチェルノブイリ並み!」と一人歩きすることが心配、なんですって)
ほほう。
そういう考えもあるのね。
でもさ、数値が一人歩きすることの心配より、私は自分の子供のほうが心配だな…。
でも彼女に言わせれば、ここがそれほどの状況とは思えない、というわけで…。
くいちがい。
でも彼女がよりどころにしている数値だって、23メートルにあるし(それも問題じゃないって。)
ここから何十キロか離れてるわけだし、ちょっと風向きとか地形の問題で
けっこう違う結果になると思うのですが。
うん、でも彼女に言わせれば、それも問題じゃないのでしょう。
あと、実際に土壌の結果が出たとしても、何をもって「危険」とするか
っていうのは人によって違うのでしょう。
(本当に汚染のひどい地域は別として…。と書いていて思ったけど、
本当に汚染のひどい地域の人だって、もっとひどい地域がある、とか
思っていそうな気がしている)
今までいちばん仲良くしていた相手だったので、
いろいろ話したけど(そんなに仲良くしてない相手だったら、最初の時点で話を変えてる)、
で、さっきまでものすごくがっかりというかいらいらしたけど、
ブログに書いていたらすっきりしてきました。
そういう考えもありますよね(というか、それが大半なのかな)。
で、私みたいな考えもあるわけです。
結局、何を、どのレベルで危険と感じるかは、情報量の問題もあるけど、
人の判断の問題でもあるわけで。
たぶん同じ資料や映像を見ても、人それぞれの判断をくだすわけで。
考え方のちがいね、と冷静になってきました。
ふう。よかった。嫌いにならなくて(嫌いになられてたりして)。