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天然放射能と人工放射能

たとえば、セシウム134とか137は原子炉由来の人工のものですが、
カリウム40はもともとあった自然のものです。


天然放射能と人工放射能の危険度について、
天然と人工の区別を身体がするわけないだろ!
なんて乱暴な論をよく見るのですが、
これ、単に言葉の使い方の問題だなって思います。


放射能というのは、放射線を出す能力を持つもののことで、
放射性物質をさしますが、放射線も含むことがありまして、
それが混乱のもと。


正確に言えば、放射「線」には人工も天然もないのですよね。
カリウム40が出すガンマ線も、セシウム134が出すガンマ線も
同じ。


だけど、放射性「核種」の挙動がちがう、ということです。
たとえば、カリウム40は体内に常に一定量あります。
ということは、カリウム40に対しては
一定以上入ると排出される仕組みが、身体にはあるのです。


でも、セシウムに対しては、それはない。
だから、取り込んでしまったら、出て行かない。
(なのに、実効線量で計算すると、たとえば
セシウム137はカリウム40の約2倍らしい。
ただ実効線量係数も、ただの計算にすぎずだれも正確なところは
知らない、と肥田先生も言っていて信用できる数値ではない。)


なので、取り込まないために、挙動の同じような
カリウムを十分身体に取り入れておきましょうということで、
バナナとかが推奨されるんだと思います。


ところで、セシウム137は、
「ベータ線を放出してバリウム-137(137Ba)となるが、94.4%はバリウム-137m(137mBa、2.6分)を経由する。バリウム-137mからガンマ線が放出される。」
http://cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/13.html
とのこと。


また、ICRPは、ベータ線の線質係数(危険度)を、ガンマ線と同じく「1」
にしている(アルファ線は「20」にしている)とのこと。


ところが、
「人工放射能は微粒子を形成し、放射性原子が集団を成す
という事実を考慮すれば、
ベータ崩壊は半減期が短いので、その微粒子から
多量のベータ線が単位時間内に放出されるので、分子切断の実効間隔は
蜜になり、アルファ線と同様に、編成されたDNAを生じさせる
可能性が大となります」(矢ケ崎克馬先生の講演会プリントより)


外部被曝はそれでもいいのでしょうけど、
内部被曝になると危険度が変わるということです。
でも、ICRP論者は、
「ICRPモデルに従っていないリスクの現れ方だから、
放射線起因のリスクではありません」と切り捨ててきたそうです。


わけわかめー。
東電みたいですね。
福一でもう4人も亡くなっているのに、
浴びている量が少ないから放射線の影響とはいえない
的な見解を出してきましたよね。


ふつうの作業場で、何ヶ月かの間にそんなにたくさんの
方がなくなるものですかね。
ふつうに考えれば、「だったら放射線の影響じゃない」ではなく、
「だったら少量の放射線でも影響する人には影響するのでは」
と思えますけど。


賠償が絡むから認めないと思います。
ともかく、人工放射性核種と天然放射性核種は、
挙動がちがうので危険度がちがう、それは抑えておいて
損はないと思います。


先日、甲府市の給食を検査している「(株)山梨県環境科学検査センター」
に電話したら、
「ガンマ線を出すものが自然にもあるけど、ご存知ですか」
といわれました。


そういうことを言って、心配する人間をバカにする人ほど、
カリウムとセシウムの挙動のちがいなどをご存知ないみたいです。
そんな知識のない人たちが、「大丈夫」と物事を
推し進めてるんですよね。
情けない。


早川先生がまとめた
「自然放射能と人工放射能のリスクは同じか」
http://togetter.com/li/139158
目を通して損はないと思います。


「大丈夫だ」って人がどうして「大丈夫」というのかがよくわかります。
で、最後に、oioaoiさんのコメントがすべてを一言で表していると
思います。

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放射線と放射能が混乱してるんだな。天然にない核種は内部被曝の危険性が高いということだね。 RT @HayakawaYukio: 「自然放射能と人工放射能のリスクは同じか」をトゥギャりました。 http://bit.ly/lLNESF

生物は自然放射能には適応してきたが人工放射能には適応してない、っていうとわかりにくいが、自然にある放射能核種を体内に危険なレベル取り込んでしまうような生物はいない、といえばわかりやすい。
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小出裕章 矢ヶ崎克馬 3・11原発事故を語る (書きおろし・内部被曝の危険(矢ヶ崎克馬))




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