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萩尾望都『なのはな』 フクシマを描いた漫画

萩尾望都がフクシマを漫画で描いているとツイッターで知り、
昨日雑誌を買ってきました。


『なのはな』という短編です。
最近『ここではない★どこか』の読みきりシリーズを描いていて、
その最新作。


舞台はフクシマ。
主人公は避難区域にいた小学生。
ばーちゃんは津波で行方不明のまま(でもじーちゃんは
ばーちゃんが帰ってくると信じてる)。


学校で「今日の校庭は使用禁止です」と放送が入り、
マスクをしている子供たちは帰宅する。
その帰りに、「いくつだい?放射線量」「2マイクロ」という
会話を交わしている大人がいて。


萩尾望都のSFを読んでいるような気分だったのです。最初は。
でもこれは現実。
現実で、こんなことが起こっている。


タイトルの『なのはな』は土壌を浄化してくれるものとして出てきます。
もう涙。涙なしには読めません。


この漫画では、原発が悪いとか、2マイクロのところにいたら
病気になるんじゃないかとか、そういうことは出てきません。
土地が今後使えないなんてことも言いません。
ただ、その土地に住む人を描いていて…。
離れたくない気持ちがすごくよくわかりました。


ただ…、だからって離れなくていいんだろうか、
とはやっぱり思うのです。
経験はないけど、子供が重い病気になるとかは、
きれいごとじゃないと思うし、そういう可能性は
できるだけ避けたいと思うのがふつうなのに、
経済的事情だか何かで、「ただちに健康に影響はない」という言葉で
そこに留め置かれている、そんな気がしてならないので…。



ところで、これを読んで、前に萩尾望都の漫画で、
お父さんが宇宙飛行士で太陽に落ちて亡くなったあと、
お母さんが太陽を避けて、息子と二人で夜起きて朝寝るという生活を
したという話があったことを思い出しました。


そこから、萩尾望都の絵で、
原発事故のあと、お母さんが給食を禁止し、友達が給食を
食べる中、自分はずっとお弁当だった、という漫画が浮かびました。
ちょっと心配しすぎで思い込み激しくて困っちゃうけど、
でもお母さんの愛があふれてたな、という印象で。
…いい漫画になると思う。
現実じゃなければ。


ほんとに、原発が爆発したなんて、
漫画の世界ならよかった…。



こちらが、『なのはな』が載っている月刊FLOWER8月号。
amazonでは品切れ。でも私、昨日買ったので、お店ならまだ売ってると思います。


月刊 flowers (フラワーズ) 2011年 08月号 [雑誌]



昼夜逆転生活をした話の載っているのは、
文庫版『ウは宇宙船のウ』。


ウは宇宙船のウ (小学館文庫)







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