『マイス』が無事終わりました。

昨日、市民ミュージカル『マイス』の公演が無事終わりました。
ブログには書いてなかったのですが、1月からずっと練習を
重ねてきていたのです。


岩だらけの島にすむがけねずみたちが、緑いっぱいの新しい世界を
目指して、いかだで旅に出ます。
その先で出会ったしましまねずみたち。
毛の色も、ことばもちがうねずみたちが、どうわかりあっていけるのか。
そんなお話です。


テーマは、「環境のこと」「ちがいをこえてわかり合うこと」。
何回も公演してきた「マイス」だそうで、キャストによって脚本が少しずつ変わり、
20種類ほどある、と聞いたのですが、3.11のあとに大きく書き直したそうです。


いのち・むすびばのメンバーを中心に、広くよびかけて
始めたミュージカルでした。
最初は娘と私が参加する予定だったのが、「男の子が足りない」ということで
息子を入れたことから、大変な日々が始まりました。

家に帰ると、「マイスやめたい」というのです。
練習で気に入らないことがあるとすぐに隠れてしまい、
合宿ではとうとう、演出家の方にどうするのか聞かれ、「やめる」と宣言。


でもこども会議の結果、いま辞められたら困る、となって、
みんなの話を聞いて、再度続けることになって、演出家の人に
謝って…
なのに、本番の前の日の練習で同じようにむくれてしまって
やめるやめないの騒ぎに。
本当にもう、どうしようかと思いました。
本能のままにいきる小学2年生。


けれど、本番は今まででいちばんの出来。
それはみんなに言えることで、今までの練習では必ずどこかで
顔を見合わせて「次はだれだっけ」と静かになるシーンがあったのが、
本番ではそれもなく、感情もいつもよりこもり、声もいつもより大きく、
とてもよくできました。


娘も主役で、独唱2曲もばっちり。
セリフがものすごく多かったのに、よく覚えたなと思います。
私自身も、ちょっと言うのがはずかしいセリフがあったのですが、
本番ではふっきれました。


ほんとに、いい経験をしました。
いい曲がたくさん出てくるお話で、
昨日は息子が寝る前にマイスの歌を歌っているのが
聞こえてきました。(息子はおじいちゃんとおばあちゃんと寝ていた)


風は強ければ 強いほどいい
強風にきたえられて 根は深くはるからだ

流れは激しければ 激しいほどいい
激流に磨かれて 輝きは際立つからだ

忘れてはならない きたえられて 強くなるのも
忘れてはならない 磨かれて磨かれて輝くのも

ひとりひとりに それだけの力が備わり
ひとりひとりに それだけの命が宿っているから

とか、とてもいい歌がたくさんあって、
私はときどき保育園のときなどに教わった歌がふと
よみがえってきて口ずさむことがあるのですが、
子どもたちがこの何度も歌ったマイスの歌を、ふとした
はずみに思い出して口ずさんだら、それはすごい力になるの
ではないかな、と思いました。


パンフレットにあった、演出家のナガノさんのことばが、
とても印象的でした。
こんなすてきな方と一緒に『マイス』ができたことは、
一生の宝です。


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3.11から未来を想う

今日ここに集う、現代文明の闇を見た女性たち。
子を抱え震えながら走り走りたどり着きここに。
3.11。
二度とあってはならないことをほんとうに知っている彼女たちに学ばなければ。
彼女たちに耳を傾けることなしに、私たちの、やり直しの、あたらしい文明は生まれない。
新しい世界創造の先頭に立ち、泣いて叫んで怒ってください。
私たちの魂が眠らないためにも。腐らないために。

この時のために、演劇をやってきた。

いま、芸術が、3.11を繰りかえさないために力を発揮しないならば、
いったい何の芸術だろう。



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ずならしい経験をさせていただきました。
それもすばらしい脚本と曲と、演出と、そしてピアノと、
演技指導と、それぞれの熱意があったからだと思います。


また、合宿の場所を提供していただいたり、差し入れをいただいたり、
たくさんの協力をいただきました。
家族も協力してくれました。


みんなにお礼を言いたい。
ほんとうに、どうもありがとうございました。



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